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八日目の蝉

昨夜は、どしゃぶりの雨の中

TOHOシネマズ岡南へ⇒⇒⇒

八日目の蝉」を観てきました☆
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あらすじ:子どもを身ごもるも、
相手が結婚していたために
出産をあきらめるしかない希和子(永作博美)は、
ちょうど同じころに生まれた男の妻の赤ん坊を
誘拐して逃亡する。
しかし、二人の母娘としての幸せな暮らしは4年で終わる。
さらに数年後、本当の両親にわだかまりを感じながら
成長した恵理菜(井上真央)は大学生になり、
家庭を持つ男の子どもを妊娠してしまう。
(シネマトゥデイより)







★ネタバレ注意★



不倫相手の妻の赤ん坊をさらった希和子(永作博美)の逃亡劇・過去と、

希和子の逮捕後、

愛情を注がれることなく育てられた恵理菜(井上真央)の現在が、

交互に展開していき、

恵理菜が忘れていた(封印していた)

4歳までの「薫(かおる)」と育てられていた記憶が

手繰り寄せられていきます。


生後間もない赤ん坊を誘拐とは、

決して許されないことであるけれど、

ストーリーが進むうちに、

本当の母子に思えて、

この生活がずっと続くようにと

見守るような気持ちにさえなってきます。


薫が希和子に唄ってと言った

「おほしさまのうた」の歌詞、

“ささやかな幸せを 祈ってる”

は心に沁みました。


逃亡生活はさらに続き、

小豆島へ。
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島の美しい風景と希和子の薫に注がれる愛情が

見事にリンクしていました。
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小豆島での母子の生活は、

観ているこちらも、

微笑ましく思えました。


小豆島は、好きな島のひとつ。

農村歌舞伎や寒霞渓(かんかけい)、
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二十四の瞳映画村など。
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訪れたことがある場所が映し出されると

溜め息が漏れました^^

圧巻だったのは、

虫送り(土庄町土肥山地区)。

毎年7月に開催される300年も続く

小豆島の伝統行事だとか。

行ってみた~い!


印象的に残ったシーンは、

小豆島の公園の芝生の上に

希和子と薫が寝転んで

何を話しするわけでもなく、

もつれ合うシーンはぐっと来ました。

海の向こうには屋島。


この辺りから

小豆島を訪れた恵理菜(=薫)は

思い出してきます。


小豆島を離れ、さらに逃亡を決意した希和子は

島の写真館へ行き、

初めての家族写真の撮影を依頼します。
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この時、薫とは

長く一緒にいることができないと思ったからでしょう。


フェリー乗り場で

希和子が逮捕されるシーンは

とてもせつなかったけど、

永作博美の演技力に

惹きつけられました。

逮捕直後、

「この子はまだ夕飯を食べてないんです!」

この台詞には涙が流れました。


恵理菜(=薫)は、

フェリー乗り場で全てを思い出します。

島の写真館で

希和子と写した写真を見て

苦悩や悲しみから解き放たれます。

この瞬間が最高によかった。

井上真央の演技、最高でした!



ルポライター安藤千草役・小池栄子が好演。

ちょっと猫背なところや、

独特な台詞など、

素晴らしかったです。



恵理菜の不倫相手役・岸田さんは

・・・劇団ひとり・・・

これはちょっと不満~www

何か何か・・・違う気がwww



映画の中で、

小豆島だけでなく、

岡山市も少し登場します。

見覚えのあるような町並みや、

岡山交通(タクシー)、路面電車。

「あ~ここだ!」

と思いながら、楽しんでみることができました。


エンドロールで流れる中島美嘉「Dear」と

映し出される瀬戸内の多島美は、

ぜひ最後まで。

エンドロール中に、

途中で席を立って帰る人は

誰もいませんでした!



上手に映画の感想はまとめれなかったけど、

私的には、

とてもいい作品だと思いました。

観終わった後・・・


・・・小豆島へ行きたい病にかかりましたwww
by bairas000 | 2011-05-08 20:56 | 映画


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