大島風景

ハンセン病回復者の療養施設「国立療養所 大島青松園」のある島。

ハンセン病は、らい菌と呼ばれる細菌が引き起こす感染症ですが、

その感染力は風邪より弱く、現在では薬で完治します。

薬のなかった頃は不治の病とされ、ハンセン病患者は故郷を捨て、

島に閉じ込められ隔離されました。

今は、ハンセン病から回復された方達が静かにこの島で暮らしています。
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道路に引かれた白い線は、

センターラインではなく、視力の弱い方に見えるように引かれているもの。

島内では、スピーカーが各所に設置されていて

穏やかな音楽が流れています。

目の悪い方のために、場所がわかるように。

まずは、納骨堂でお参りをします。
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隣に3つ並ぶ石碑は、手前から

島で亡くなられた方の碑、

強制的に堕胎させられたこどもの命の碑、

かつての大島青松園の園長であり、青松園のために尽力された小林博士の碑。
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納骨堂から見える瀬戸内の海。
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「大島青松園」で使用していた解剖台。
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ハンセン病患者の遺体解剖は、かつて全国の療養所で行われ、

「大島青松園」でも昭和30年頃までこの解剖台も使用されていたそうです。

また、亡くなった方のご遺体を洗う台としても使用されていたそうです。

その後、次第に解剖は行われなくなり、解剖室を解体した時、

解剖台は海に捨てられました。

前回の瀬戸内国際芸術祭にて、この解剖台が展示されることになり、

海中から引き上げられたそうです。

この小さな劣化したコンクリートの解剖台を見ていると、

胸が痛い。

悲しい歴史ではあるけれど、知らなければならない歴史だと思いました。
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多目的広場には、十二支の像があったので・・・
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急いで私の干支を探して、写真に収めておきました(笑)
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白い砂と青々とした松。
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by bairas000 | 2013-09-08 09:42 | 瀬戸内国際芸術祭2013


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